ゴミ屋敷は深刻な社会問題です

片付けられないでは済まされない

テレビ番組などでゴミ屋敷の特集を見たことのある人は多いでしょう。ゴミ屋敷は室内がゴミで一杯になっていて床が見えません。文字通り、足の踏み場もない状態です。散乱しているゴミは、空になった食品や飲み物の容器などが多いです。壊れた雑貨類やおもちゃなどが見つかることもあります。

いらない物や壊れたものは、捨てるようにしていれば、家がゴミ屋敷になってしまうことは、通常ありません。家をゴミ屋敷にしてしまうような人は、整理整頓が多いです。ついいらない物を捨てずにそのまま部屋に放置してしまいます。しかし、家がゴミ屋敷になってしまうと、通常の生活が困難になるので、片付けられないでは済まされないでしょう。

また、ゴミ屋敷の中で見つかるゴミの中は、普通に生活していて出るゴミだけではありません。壊れた家電製品のようなものが多く見つかることもあります。ゴミ捨て場からいらない物を拾ってきているゴミ屋敷の家主もいるためです。

高齢による体力低下や認知症などでごみの適切な処理ができないことや、生活意欲が衰えて身の回りのことができなくなるセルフネグレクト(自己放任)があるとされる。

https://mainichi.jp/articles/20161205/ddm/041/040/094000c

近年のゴミ屋敷の増加が高齢化社会と関連していると著者は訴えている。

近所の住人は酷くなるまでなかなか気付かない

ゴミ屋敷と聞くと、あまり身なりに気を遣わない中高年の男性をイメージする人も多いかもしれません。実際、中高年の男性で自宅をゴミ屋敷にしてしまう人はよくいます。しかし、意外にも女性で自宅をゴミ屋敷にする人も最近では増えているのです。外にいるときには、とても綺麗な服装をしていて、清潔そうに見えても、家の中はゴミで一杯になっているという人もいます。

ゴミ屋敷の家主というのは、外にいるときの様子を見てもなかなか分からないものです。ゴミ屋敷の家主でもほとんどは一般の人と変わらない身なりをしています。そのため、近所の人も、かなり酷くなって悪臭を放つくらいになるまでは、なかなか気が付きません。

ため込んだゴミから異臭が発生したり、ゴミが家の外まで溢れてくるくらいになると、近所の住人が苦情を言いに行くケースも増えてきます。しかし、苦情を言っても改善することはほとんどありません。苦情が原因でトラブルになるケースもあり、深刻な問題に発展することが多いです。